流れ
2026年7月3日公開

アスベスト事前調査の流れを5ステップで解説|必要書類も


「アスベストの事前調査を頼むと、実際どんな流れで進むの?」——初めて依頼する発注者が不安に感じるポイントです。 調査は大きく5つのステップで進みます。全体像と、各段階で発注者がやること・用意する書類を先に知っておけば、迷わず準備できます。

事前調査の全体像

アスベスト事前調査は、いきなり現地を調べるわけではありません。 まず図面などの書面で確認し、次に現地を目視し、必要なら試料を分析して、最後に結果をまとめて(必要に応じて行政へ)報告します。 この流れを5ステップに分けて見ていきます。

そもそも自分の工事で調査が義務になるかは、「解体工事でアスベスト事前調査は必要?2023年義務化をわかりやすく解説」で確認できます。

ステップ1|依頼・書面調査

有資格者が在籍する調査会社に依頼し、まず設計図書や竣工図などの書面から、使われている建材を確認します。 この段階で図面が揃っているほど調査がスムーズになるため、手元の資料を整理しておきましょう。

発注者が用意する主な書類

  • 設計図書・竣工図・平面図などの図面(あるもので可)。
  • 増改築やリフォームの履歴がわかる資料。
  • 建物の竣工年・築年数がわかるもの。

ステップ2|現地調査(目視)

有資格者が現地を訪れ、書面調査の内容を確かめながら、実際の建材を目視で確認します。 図面に載っていない建材や、書面だけでは判断できない箇所をこの段階で洗い出します。

ステップ3|試料採取・分析

目視だけではアスベストの有無を判断できない建材については、試料を採取して分析機関で分析します。 検体数に応じて費用と期間が変わる段階です。分析にかかる費用の考え方は「アスベスト調査費用を建物タイプ別に比較|戸建・店舗・工場」も参考にしてください。

ステップ4|調査結果の取りまとめ

書面・目視・分析の結果を、有資格者が調査報告書としてまとめます。 アスベストが「ある/ない」だけでなく、どの建材にどの危険度(レベル)のものが含まれるかが示されます。 危険度区分は「アスベストのレベル1・2・3とは?危険度区分と建材の違い」で解説しています。

ステップ5|行政への報告・工事へ

一定規模以上の工事では、着工前に調査結果を国のシステムへ電子報告する必要があります。 報告のしくみは「石綿事前調査結果の電子報告とは?」で解説しています。アスベストが見つかった場合は、危険度に応じた除去工事へと進みます。除去の流れは「アスベスト除去工事の流れと期間は?調査から完了までをステップで解説」をご覧ください。

調査から報告までは有資格者による実施が前提です。理由と、社内に有資格者がいない場合の対処は「アスベスト調査は有資格者が必須。自社にいない場合の対処法」をご覧ください。

調査から工事までまとめて相談する

5つのステップを一つずつ別々の業者に頼むと、窓口が増えて調整が大変になります。 調査から除去・工事まで対応できる業者にまとめて相談すれば、流れが途切れず、期間も読みやすくなります。

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